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ソーラークッキング レンズ編
今までは太陽光を集めるためにパラボラ状の反射板を利用してきました
ご覧になられた方で作るのは難しいと思われた方が多いと思います
そこでもっと手軽に安くできる方法をこのページで考えていきたいと思います
小供の頃虫メガネで紙に焦点を合わせて燃やしてみたという経験をお持ちの方が多いと思いますが、それですね
ごく単純な発想ですが、それには大きなレンズが必要になります
★★ レンズを作ります ★★
必要な材料
1 たらい(樹脂製)15リットル ダイソーで¥150
たらいは大きいほうが良いのですがとりあえずこれで作ります
2 サバイバルシート(アルミ蒸着フィルム)
防災用品です ネットで入手可 ¥320でした
3 風船の空気入れ ダイソー
4 植物用の水差し ダイソー
5 接着剤 GPクリヤー ホームセンター ¥500前後
6 たらいの側部にチューブの穴を開ける道具(5~6ミリ)
ドリル・キリ・千枚通し・ヤスリ等で何とかなります
7 PPテープ(幅広がいいです)
8 クリップ ダイソー
9 紙ヤスリ ダイソー
空気抜きを作る

最初にダイソーの空気入れを改造して空気抜きを作ります
一番上の青いものが完成品です
赤いものが空気入れその下が植物の水差しで、空気入れの赤い部分に水差しの黄色い蓋の部分を接着剤でくっつけるだけです
水差しの黄色い蓋の部分とチューブを使います


空気入れの空気取り入れ口部分と水差しの蓋の部分を接着剤でくっつけます
改造はこれだけです
たらいレンズを作る

たらいの縁全周に紙ペーパーでヤスリをかけます
側部にチューブを通す穴を開けます


ドリルがあれば良いのですがなければ、キリとか千枚通しで小さい穴をあけて、ヤスリとかドライバー等でゴリゴリやればあきます、多少の隙間は接着剤で埋まるので大丈夫です


サバイバルシートをたらいより数センチ大きく切ります


たらいの縁全周に接着剤をたっぷりと多めに塗りフィルムを貼ります、接着剤が乾くとシワが伸ばせなくなりますので手早くやる必要があります、縁の部分に幅広のPPテープの端を貼りフィルムをビンビン引っ張りながら全周貼っていきます


接着剤が乾いたらチューブに空気抜きを差し込み空気を抜きます
初めて貼ったものは要領が分からず少しシワがあります


ダイソーのこのタライは直径が40センチです
能力はといえば小さな鍋で水は充分熱くなりますが、沸騰は難しく力不足かなと思います

ダイソータライオイルポット
映像がフリーズするときはこちらでどうぞ
そこでサイズアップになります








60木スタンド
たらいの入手順に
40センチ50センチ62センチの3種類を同じ作り方で作りました、当然ですが大きいほうがパワーがありますので、あとは必要に応じてサイズを検討すればいいと思います
この60センチのたらいで何ができるのか
実際に60センチのたらいレンズを使い光の焦点に木片を近づけてみます
鏡面で光を受け反射するのでこのサイズでも結構パワーがあります
続いて、光を吸収しやすい黒い鍋がないのでオイルポットでさつまいもを煮ています
ガスや電気等の火力とは比べものになりませんが、小規模ながら実際の映像ですので、参考になればと思います

60オイルポット芋
★★さらにサイズアップ★★

円形の大きなサイズの物が見つからないので、簡単に作れる四角形の木枠で作ってみます
材料はツーバイフォーの38x89ミリの角材を使いました 90センチ角です

38x89x180の木材2本を使い
90センチ角の木枠を作ります
枠の片面にはプラスチックダンボールを接着剤で貼ります
木枠内の空気を抜きますので、空気が漏れないように木の繋ぎ目はボンドでしっかり止めてください

空気抜きのチューブを
通しておきます

木枠にサバイバルシートを貼り付けます

木枠より片側数センチずつのりしろとして大きくシートをカットします
サバイバルシートを貼る木枠部分は空気漏れを防ぐためにPPテープを全面に貼っておいてくださいシート貼り付けには接着剤は使いません
PPテープでシートをビンビン引っ張りながら貼ってゆきます


このサバイバルシートは薄い割にはとても強いです

こんな感じに貼り付けます

大きな鏡のようになります



中の空気を抜くと凹面鏡になります



角レンズ段ボール
映像がフリーズするときはこちらでどうぞ
実際に太陽光を受けてテストです
焦点に集まる光も四角形ですね
しかし四角形で作りやすいのですが、円形のものと比べますと集光に少し難があるようで、やはり円形が良さそうです
そこで
直径90センチの円形レンズ
を作ります

板厚4ミリの合板で直径90センチの木枠を作ります
側板を固定するための三角版を沢山取り付けます


側板は曲げやすいようにカッターで切込を沢山入れます
写真では分かりにくいですが沢山切込があります
側板を貼ります
継なぎ目は空気が漏れないようにボンドをたっぷりと塗ります
※四角形のレンズと同様に空気抜き用のチューブも側面の適当な位置に付けます

のりしろを考えて少し大きめにシートをカット

木枠が完成
このままではおそらく空気が漏れますので90センチ円形部と側板部分にプラスチックダンボールを貼りつけて接着剤とPPテープで空気が漏れないよう密着しています


直径90センチの鏡ができました
チューブから空気を抜きます
サバイバルシートが当たる合板の端部はPPテープを貼りシートの保護と密着性を高めています
貼り付けに当たり接着剤は使いません
今までと同様にビンビンと引っ張ってシートを貼ってゆきます
PPテープのみで空気を遮断することになりますので、機密性を考えて幾重にもテープを重ねて貼ってください

空気抜きチューブはここにあります


空気を抜くとレンズ状になります
まっすぐな木を置くと形状がよくわかります

映った景色が湾曲しています
実際に太陽光でテストしてみます
焦点距離は1.5メートル程です
(焦点は空気を抜く量で変わります)
焦点に木を置くとすぐに燃え出します
1リットルの水が沸騰するのに20分程かかります

90レンズオイルポット実験

チャンネルを管理
もう一つのテストですが
焦点に水を入れたペットボトルをおいてみます
ペットボトルの水は少し暖かくなるだけですが映像から分かるように光のエネルギーが水を通り抜けてしまいます
いかに能率よく光のエネルギーを吸収するかが重要になります
このページでは色々なサイズの凹面鏡を作りテストをしてみました
それぞれテストの映像がありますので、少しでも参考になればと思います
ソーラークッカーも必要かなと思い立って始め、パラボラ方式だけに絞り、今の自分に出来る範囲でチャレンジしています、内容はまだ集光部分のみで、完成形ではありませんが、ホームページにある他の事柄もこの為に中断中ですので、現段階ではここまでと致します、ご質問等あればいつでもお寄せください
映像がフリーズするときはこちらでどうぞ
映像がフリーズするときはこちらでどうぞ
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