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太陽光で料理

災害が起こりますと、電気ガス水など日常生活のあらゆる機能が使用不能になります

このページはその中でも人の食に関する調理方法を考えていきます

食べ物の調理には火を使いますが、電気・ガスが使えなくなりますと、火を使うには木とか草などを燃やすということになります

田舎などではそれで良いのかもしれませんが、都会などでは長期になりますと難しい状況になると思われます

​そこで、ここでは太陽の光を使い調理をするソーラークッキングについて考えてみたいと思います

ソーラークッキングに使う装置や道具は多くの種類があり、販売もされていますのでそれを使えば良いのですが、安価な物はそれなりの性能ですし、良いなと思ったものは気軽に買える値段ではないです
​ネットで見てみますとこれらの製作事例が投稿されていますので、それを参考に自分なりに作ってみます
パラボラ反射板を作る
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太陽光を1点に集めるパラボラ形状の集光板です
​パラボラ曲線を描きます
薄い木の板を曲線に合わせてカットし型板を作る
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スタイロフォーム材で作ります、木型に挟んでカッターで切れます、沢山作ります
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円形パラボラ状に貼り付けます、材料の関係から直径は90センチ
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​曲面に鏡シールを貼り付けます

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90センチ鏡シール

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青い保護シートを剥がし太陽光を受けてみます

​サングラスをしたほうが良さそうです

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90鏡木

90鏡木

計算では焦点距離はパラボラ中心部より50センチです

焦点位置に鉄棒で台を作り木片を置いてやりますと、すぐに燃え出します

同様に小さなお鍋でお湯を沸かしてみます

90鏡シール湯沸かし

90鏡シール湯沸かし

90鏡ハム

90鏡ハム

ちょうどお昼どきでしたので、フライパンでハムを焼いてみました

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お湯も沸かせますし、フライパンで焼き物もできるようですが

​火力が強いとは言えないかな、薄雲が出てくるととたんにパワーダウンです

もう少しパワーが欲しいということでサイズアップします
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同様に木型を作りカッターで切り抜きます
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今回は6分割にしてそれぞれ作って行きます
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半径90センチ直径1.8メートルです
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反射シールを貼る薄いプラシートを貼ります
​大きくて大変です
​ブロックを組み合わせるとこんな感じです
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裏から見るとこうなります
鏡シートを貼りました
​これが6分の1のブロックです
6分の5を組み合わせました
​6分の1は風通しと作業用のため使いません
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組み立てて外においてみましたが
少し大きすぎな感があります
風の影響も大きそうで能力はともかく
使いづらそうです
​結局すぐに1.5mにサイズダウンしました
​5つのブロックを組み合わせていますが問題は全部の焦点が1箇所に合うかどうかになりますのでただ大きければ良いということではありません
1.5木

1.5木

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サイズを大きくすることで問題は色々とありますが、受光面積が大きいということは鍋などを焦点にセットしたとき鍋に当たる光量が明らかに違って力強さを感じます
問題なのは、使用時の風対策と組み立てる時の再現性でしょうか、これは単なる試作機で貧弱な作りですが、機械的に丈夫なしっかりとした設計が必要です
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